新現役!シニアわくわくブログ

シニアに役立つ情報や新現役ネットの活動について発信していきます。

香香(シャンシャン)3才、おめでとう!

緊急事態宣言が解除となり、東京アラートで赤く点灯していたレインボーブリッジもいつものレインボーカラーとなりました。新しい生活スタイルを取り入れながらの日常が少しずつ動きだしています。

ジャイアントパンダ「香香」の暮らす上野動物園も、2月29日から閉園が続いていましたが、今週火曜6月23日に、115日ぶりに再開されました。

3才のお祝いがあるのに~!と気を揉んでいましたが、無事に再開園されて本当に良かったです。上野動物園の「新しい動物園の楽しみ方」は、予約制。一日4000人に来園者をしぼり、室内展示館は多くが閉鎖です。

さっそくネット予約して開園2日目に行ってきました。

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予約は15分きざみ。ソーシャルディスタンスの目安は動物たちのフットプリント👣

6月12日に満3才になったばかりの香香は、すっかり大きくなって体重は81キログラムを超えていました。2才からのこの1年で20キログラム以上も増えているそうです。

飼育員さんからのお知らせレターによると、じっくりとニオイを嗅いでタケを選びながら食べる姿も見られるようになってきたとのことで、成長を感じて嬉しかったです。

パンダ舎での写真撮影は残念ながら禁止になっていて、たしかに撮影に夢中になっていると「密」になってしまうから仕方ないかなと思いました。

中国に帰るまでのあと半年、引き続き見守りたいと思います。

香香の写真は撮れませんでしたが、ニシローランドゴリラ「ハオコ」父さんのシルバーバックな後ろ姿をカメラに収めることができました。筋肉隆々、我ら人類の遠い祖先との親戚関係を感じました。

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西園では、37年ぶりに生まれたキリンの赤ちゃんをみたり、不忍池に咲き始めたハスの花を楽しんで、癒しの時間を過ごしました。

 

(事務局:ふな)

 

童謡「里の秋」驚きの変遷(1/2)

 毎週土曜日のお昼前、「子供たちに残したい美しい日本のうた」という番組が、BS朝日で放送されています。様々な日本の歌曲を、ナレーションで紹介しつつ聴かせるというシンプルな構成ですが、たまにチャンネルを合わせたときは、思わず聴き入ってしまいます。先日の同番組で紹介された「里の秋」。みなさんご存じのこの童謡が誕生するに際して、戦中戦後の社会情勢を反映した驚くべき事情があることを初めて知りました。同番組の説明を換骨奪胎して記します。すでにご存じの方、同番組をご覧になった方は読み飛ばしてください。

 「里の秋」は、当時小学校教師であった斉藤信夫の作詞、すでに著名な作曲家であった海沼實の作曲からなる作品です。

  静かな静かな 里の秋

  お背戸に木の実が 落ちる夜は

  ああ 母さんとただ二人

  栗の実煮てます いろりばた

素朴で哀愁に満ちたこの歌は、だれでも口ずさむことができるでしょう。「母さんとただ二人」とあるので、お父さんはそこにはいないことがわかります。母子家庭なのでしょうか?二番を見てみましょう。

  明るい明るい 星の空

  鳴き鳴き夜鴨の 渡る夜は

  ああ 父さんのあの笑顔

  栗の実食べては 思い出す

一番と風景は同じ。父さんは登場しますが、出稼ぎにでも行っているのか、それとももう亡くなっているのか、判然としません。ここで、全てが明らかとなる三番が登場します。

  さよならさよなら 椰子の島

  お舟にゆられて 帰られる

  ああ 父さんよ御無事でと

  今夜も母さんと 祈ります

この三番の歌詞は、急遽付け加えられました。そして「里の秋」は、1945年「外地引揚同胞激励の午后」というラジオ番組で、有名な少女歌手川田正子によって初めて歌われました。異様な感動を巻き起こしたこの曲は、引き続き「復員だより」のテーマ曲となり、世の中に広まっていくのです。

「里の秋」が、主に南方からの復員者を慰労する曲であったことを、私は初めて知りました。この作品の雰囲気を忠実に映像化した、倍賞千恵子の素晴らしい歌唱をYoutubeで聴くことができます。ぜひお試しください。(Youtubeで「里の秋 倍賞千恵子」で検索)

 そして作詞者斉藤信夫と「里の秋」には、さらに遡っての物語が存在します。以降は稿を改めてお話しします。(T生)

 

 

 

 

自主グループご紹介:気くばりデザインクラブ(KDC)

新現役ネットには数多くの自主グループ(同好会組織)があり、東京地区でのその数は、24にのぼります。自主運営による、それぞれのグループの活発な活動を、グループ幹事さんからご紹介いただきました。 

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気くばりデザインクラブ(KDC)は、私たち高齢者・シニアが身近に困っていることや気になっている事を話し合い、皆で解決策を探っていこうとするサークルです。 新現役ネットの1サークルとして2003年頃より、身近なテーマに絞り、等身大の解決方法を探る活動を続けています。

最近心配なことは「老化・認知症」や「家族の介護」で、これらのことを中心に勉強しています。皆で認知症サポーター養成講座を受講し、認知症サポーターのオレンジリングを受けました。

今は、自身の認知症予防、老化対策を主体に活動していますが、今後のテーマも柔軟に考えていきたいと思います。

KDCではいつでも新しい会員のみなさまの参加を歓迎しております。常時参加でなくとも1回ごとの参加でも大歓迎、私たちの活動に共感される方・ご興味ある方はぜひご連絡ください。

定例会 : 毎月第1土曜日10時~12時 (主に新橋にて)

活動内容: 調査・提案活動

       見学会・セミナー(不定期)

       お楽しみ会

連絡先 : kikubari@shingeneki.com

ブログ形式でより詳しい情報を掲載していますのでご覧ください。

⇒ http://kikubari.cocolog-nifty.com/

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※オレンジリングとは:「認知症サポーター講座」を受講し、認知症サポーターとなった際に渡されるオレンジ色のリストバンドです。認知症サポーターは、周りの方々に対して認知症に関する正しい知識を伝えたり、できる範囲で認知症患者やその家族の手助けを行います。

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気くばりデザインクラブ(KDC)の幹事さん、有難うございました。オレンジリング、というのがあるのですね!これから街中でも注意しておこうと思いました。認知症や介護のことは、事務局スタッフの私たちも年を追うごとに身近な問題となっています。工夫とアイディアをだしあって乗り越える姿勢に刺激を受けます。

これからのますます活発な活動をお祈りしています!

 

新現役ネット事務局