「里山ゆっくりウォーキング」の第2回目を10月14日に実施しました。実は、昨年10月多摩丘陵の散策からスタートしたこの企画、季節のいい時期に里山巡りをと、4月に計画していたものの、コロナウィルスの蔓延で延期を余儀なくされ、しかも先週実施の予定が雨天順延となり、やっとやっと実現することができたのです。
指導してくださる加藤栄巳子森林インストラクターは、里山の植物に造詣が深く、季節の推移によって移り変わる自然環境を事前にインプットするため、3回もコースの下見をして本番に臨んでくださいました。天候は曇天、ときおり薄日が差す程度。数日前の雨で滑り気味のアップダウンのコースを、なんと10キロのロングトレイルでした。戦前生まれの方が大半を占める総勢9名のグループが、ご都合で途中でお帰りになったお一人を除いて全員完歩されたのは、本当に見事でした。
加藤先生から植物の説明を聞きます。
朝9時、西武線の小手指駅に集合してバスで「さいたま緑と森博物館」に移動。ここから敷地内のウォーキングコースを約5キロ歩いて昼食休憩。午後は、踏み分け道のようなエリアを含め、ひたすら東に向かい狭山湖湖畔をめざし、神社や喫茶処がある門前町のような西武球場前に到着したのが15時30分。予定通りのスケジュールでした。
ハイライトは、このあたりではよく見かけるといわれるアサギマダラ。暖を求めて遠く台湾までも旅する「渡り蝶」といわれています。2・3か所で見かけ、皆さんシャッターを切られましたが、なかなかいいショットが撮れない中、参加者のI様が翅を休めるアサギマダラを撮影成功! 後でデータを共有させていただきました。
それにしても皆さん本当にお元気!!
ぜひ次回もご参加いただきたいと思いました。(T生)