平成30年も残すところ2週間あまり、街はクリスマス飾りとお正月の飾りの混在するウキウキモードです。
「平成最後の」クリスマスとお正月、皆さまはどのように過ごされますか?
お正月の定番遊びのひとつ「小倉百人一首かるた」、「上の句」を読んでいる途中に「下の句」の札を取れる人に憧れていました。
「坊主めくり」も年齢問わず楽しめ、根強い人気ですね。
絵札だけの100枚を山にして順番で1枚ずつ引いていき、山がなくなった時点での手札の多さを競うシンプルなゲームながら、“坊主”を引くと手札をぜんぶ捨て、“姫”を引くと捨て札をもらえるという基本ルールによってドンデン返しのチャンスが最後まであり、大いに盛り上がれます。
そしてこの「坊主めくり」をさらに盛り上げるのが、自然発生したと思われるローカルルールでしょう。代表的なものをふたつご紹介します。
ひとつめは「天皇ルール」
札に“天皇”と書かれているのは「天智天皇」「持統天皇」「光孝天皇」の3枚です。わたしの地元では、この札を引いたら、一番多く持ち札を持っている人の札を全部もらえるというルールでした。“姫札”でもある「持統天皇」をひくと、それに加えて捨て場の札も取れるというなかなかの一攫千金。
もうひとつは「蝉丸ルール」です。
蝉丸は“坊主札”ですが頭巾をかぶり、蝉丸(せみまる)という覚えやすい名前のためか、百人一首で最初に覚えたという方も多いと思います。
「これやこの 行くもかえるも 別れては 知るもしらぬも 逢坂の関」この句は、100首のなかで濁点がない唯一の札だそうです。
“蝉丸”を引いたときのルールはバリエーションが多く、一回休み、というユルいものから、引いた人以外全員が持ち札を捨てる、はたまた引いた時点でその人の負け、いわばサドンデスというものまで、色々とあるようです。
皆さまの学生時代、ご地元では、どのようなローカルルールでしたか?
年末年始、ルールを色々にアレンジして盛り上がるのも良いですね。
事務局:ふな