新現役!シニアわくわくブログ

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千葉県いすみ市農業体験シリーズ第2回:除草作業

千葉県いすみ市で、5月初旬の田植えに続いて、先週末田んぼの除草作業に参加した。前回来た時のオタマジャクシが、まだ小さいがカエルに成長しており、人が通るたびに何十匹も跳ね回りのどかな田園風景と相まって癒される感じがした。

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  今回も少し曇りがちの除草日和。前回は100名近く参加者がいたが今回は40名程度。作業開始前に、地元関係者から除草は地味な作業だが稲の成長にとっていかに大事かというお話と水田の雑草には次のようなものあるとの説明があった。コナギ、セリ、ホタルイ、オモダカ、エヌゲ。セリ以外は初めて聞く名前だ。また、タニシ(写真左、ピンク色のものは卵)も若い稲を食べるので見つけたら除去するように言われた。

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前回と比べ、参加人数が半分以下だったので1人当たりの作業面積が2倍強になったが、雑草はあまり伸びておらず、イネの周りの泥を掻き混ぜると浮いてくるので作業は難しくなかった。また、前回の反省から長靴は止めて地下足袋を履いたので泥の中の移動は問題なかった。但し、腰を曲げた姿勢の作業なので時々腰を伸ばして一息入れながら作業を進めた。作業は午前中で終わり短時間の仕事だったが、地元の方に、お茶請けで手作りの菜ノ花ロールケーキ(紫芋餡入り)とソラマメを出して頂いた。これが大変美味しく、特に、ロールケーキが絶品でお土産に買って帰った。

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この後、葛飾北斎に影響を与えたといういすみ市出身の彫刻家“波の伊八”の代表作がある行元寺に行った。左が伊八の「波に宝珠」、右が北斎の「神奈川沖浪裏」

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最後に、2020年東京オリンピックのサーフィン会場になる隣町の一宮町釣ケ先海岸でサーフィン大会が行われているというので観戦に行き、今回もいすみ市ライフを満喫したのだった。次は9月初めの稲刈りに参加予定。

(事務局TARO)



第125回東京散歩「中山道板橋宿を歩く」(5/22)

~江戸四宿のひとつ 中山道板橋宿を行く~

初夏のような日差しの5月22日、歴史ライター小林祐一先生の案内で総勢20名で元気に散策しました。

日本橋から中山道を進むと最初の宿場町が板橋。町並は15町49間(1725m)も続いており、旅籠54軒、本陣1件、脇本陣2件の規模でした。宿場の他、風俗街としての顔も持っていました。

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・近藤勇墓碑
近藤勇は板橋刑場で処刑されました。この供養塔のあたりが刑場跡といわれています。

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・板橋

石神井川にかかる橋の名前が板橋。板で造られた橋ということで付けられた地名。
その発祥は古く平安時代にまでさかのぼるとのこと。

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・縁切榎
街道沿いに生えるエノキの樹皮をはいで煎じたものを相手に飲ませると縁が切れるといわれています。その為エノキには樹皮を保護する竹が巻かれています。
現在でも縁切り絵馬を奉納する人が跡を絶たず、絵馬には赤裸々な願いが書かれていてちょっとびっくり。

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板橋宿には加賀前田藩の屋敷がありました。面積21万8000坪の広大な屋敷でしたが、その跡地の一部が公園となって豊かな緑が温存されています。板橋は東京とは思えないほど緑と水の流れが楽しめる地域だったことに改めて驚かされました。

 

(事務局hana)

 

 

国立近代美術館工芸館「名工の明治」鑑賞とランチ

5月8日(火)10時集合

新緑が美しい北の丸公園に添って歩くと「国立近代美術館工芸館」のレンガ造りの重厚な建物があります。

今回は「明治150年」にちなみ高い技術力と表現力を兼ね備えた明治の精神を今に伝える明治から現代までの名品を鑑賞しました。

中でも工芸館所蔵の「十二の鷹」は鷹狩りで用いられる鷹をモチーフに本物と見紛うばかりのリアルな表現と、金、銀、銅、赤銅といった金属の色を巧みにちりばめた鮮やかさで、シカゴ開催の世界博覧会で発表され人々を驚かせました。この数年修復に取り組み、今回十二羽揃ってお披露目されました。作者の金工家・鈴木長吉は準備に4年の歳月を費やしたといいます。

 

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それぞれの表情を持つ十二羽の鷹が止まり木に居て私たちを迎えます。

工芸館スタッフからこれらの作品についてまた、館内の展示についても丁寧に説明をしていただきました。

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今回はタッチ&トークとして、実際に著名な作家の工芸作品に触れてみて、工芸品の制作過程などを学ぶ時間も設けました。

 

見学後は竹橋駅まで戻り、老舗レストラン「アラスカ」でランチ。高層ビルを望む展望のよい席で和気藹々と話しが弾みました。

 

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(事務局hana)