5月8日(火)10時集合
新緑が美しい北の丸公園に添って歩くと「国立近代美術館工芸館」のレンガ造りの重厚な建物があります。
今回は「明治150年」にちなみ高い技術力と表現力を兼ね備えた明治の精神を今に伝える明治から現代までの名品を鑑賞しました。
中でも工芸館所蔵の「十二の鷹」は鷹狩りで用いられる鷹をモチーフに本物と見紛うばかりのリアルな表現と、金、銀、銅、赤銅といった金属の色を巧みにちりばめた鮮やかさで、シカゴ開催の世界博覧会で発表され人々を驚かせました。この数年修復に取り組み、今回十二羽揃ってお披露目されました。作者の金工家・鈴木長吉は準備に4年の歳月を費やしたといいます。


それぞれの表情を持つ十二羽の鷹が止まり木に居て私たちを迎えます。
工芸館スタッフからこれらの作品についてまた、館内の展示についても丁寧に説明をしていただきました。


今回はタッチ&トークとして、実際に著名な作家の工芸作品に触れてみて、工芸品の制作過程などを学ぶ時間も設けました。
見学後は竹橋駅まで戻り、老舗レストラン「アラスカ」でランチ。高層ビルを望む展望のよい席で和気藹々と話しが弾みました。
(事務局hana)