新現役!シニアわくわくブログ

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キネマスキーの<たかが映画 されど映画>(その8)  ―映画は人の心を狭くするー


私は映画は必ず独りで観る。
特に心を寄せる人とは一緒に観ない。
観終わって心震わせている時、「つまらなかったね。」の一言が
心を凍らせる。
つまらぬ映画に時間の浪費を嘆く時、目を潤ませて
「良かったね」と言われると、一瞬にして百年の恋も醒める。
「こいつ、馬鹿か」、「こいつの感性、下の下」と、口もききたくなくなる。
日頃は心広いつもりが、こと映画になると依怙地で狭量になる自分を知る。

20年ほど前、香港の鬼才ウォン・カーウァイの名作「ブエノス・アイレス」を
友人と一緒に観た折、観終わっての友人の一言、「ああ、気色悪い」。
それ以来、この友人とは一度も会っていない。

あの人格円満に見受けられた淀川長治さんの専門的な著作を読むと、
その厳しく鋭い映画眼と歯に衣を着せぬ毒舌的論風に、
淀川さんの別人格すら感じられる。
映画世界の淀川さんのプロとしての狭量ぶりに、
私自身を顧みて大いに納得する。
・・・映画は暗闇で独りで観るもの・・・


*キネマスキー
年齢・国籍不詳。「単館荒らしのキネマスキー」を自称し、余り世上に上らぬ
マイナーでオタクな映画世界の徘徊者。6年ほど前からNPO法人新現役ネッ
トの映画講座「シネマの迷宮」を主宰。
*映画サロン「シネマの迷宮 この映画知ってる?」
日時:毎月第一土曜日 13:30~
場所:NPO法人新現役ネット 田町会議室
お問い合わせ:03-5730-0161

東京散歩「寛永寺の跡と上野の史跡そのⅡ」2017.11.28

2回に分けて上野の杜を散策しました、今日はその2回目。

11月末の曇り日とはいえ。上野は紅葉がまだまだ見ごろ。特にいちょうの黄色の美しさは格別。落ち葉を踏みしめながら秋を満喫しました。

上野といえば西郷さんの像。なぜここに銅像が立ったのか。西郷さんはどこを見ているのか。なぜ軍服を着ていないのか、等々興味深い話を伺います。

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彰義隊墓所、旧寛永寺本坊表門、両大師堂、護国院、根本中堂、徳川家霊廟勅額門、を訪ね、最後は国立博物館内の旧寛永寺本坊庭園を巡りました。

 

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寛永寺は江戸時代、現在の上野公園~動物園~上野駅~谷中墓地などを境域とする広大な寺院だったのが、幕末の上野戦争でほぼ焼失しました。今の国立博物館が本院の大きさだったということを聞くとその壮大さが分かります。

 

国立博物館の敷地内にある旧寛永寺本坊庭園は由緒ある茶室が点在する庭園です。 

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 (事務局hana)

「心に残る一枚」写真同好会15周年写真展2017.11.24

写真同好会が発足して15年が経過し、その記念写真展が銀座のギャラリーで開催しており、メンバー10名の力作が展示されています。

初日の夕刻に伺いました。もう60人ものお客様が来場されているとのこと。盛況です。

 

それぞれが10点づつ作品を持ち寄り、その中からプロ講師が選んだだけあって、どれも素晴らしい作品です。

自然の雄大さ、美しさ、が人の目で見ている以上に鮮やかで、写真の素晴らしさに圧倒されます。

シャッターチャンスを追い求めて海外や日本全国に旅しているメンバーだけに貴重な自然の写真が数々。

多くの方に是非見て欲しいと思います。

 

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会期:20171124日(金)~30日(木)

   平日1030-1900 土日1100-1700(最終日1400まで)

場所:富士フォトギャラリー銀座(中央区銀座1-2-4

   銀座線「京橋駅」3出口徒歩1分 有楽町線「銀座一丁目駅」7番出口徒歩1分

 

(事務局hana)