新現役!シニアわくわくブログ

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旧前田侯爵邸 洋館・和館

旧前田家本邸は、加賀百万石として知られる旧加賀藩藩主 前田本家の第16代当主 前田利為(としなり)が自邸として昭和初期に建てたもので、現在その敷地は目黒区立駒場公園となっています。昭和4年(1929)および昭和5年(1930)に建てられた洋館と和館は公園内に現存しており、幾度かの保存整備工事を経て、昨年10月から2年振りに見学が再開されました。

■見学日:令和元年10月3日木曜

■行 程:京王井之頭線「駒場東大前駅」西口改札集合 ⇒目黒区立駒場公園到着後、2班に分かれ、洋館と和館をそれぞれ見学⇒ 昼食

1万坪の敷地に地上2階/地下1階の洋館と、これを渡り廊下で結んだ2階建ての純日本風の和館には、当時使用人も100名以上、東洋一の大邸宅と評されたそうです。

*「旧前田家本邸」は、平成25年(2013)に国の重要文化財の指定を受けています。

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スクラッチタイルの壁と張り出した車寄せ、とんがり屋根が印象的な洋館は、1階が晩餐会などを行なう社交の場で、2階は家族の生活の場でした。洋館の南には芝庭が広がり、天井のシャンデリアや各部屋の暖炉などは、ほぼ当時のまま、華麗な侯爵家の生活を偲ばせています。

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茶室も備えた和館では、待合所や水屋の杉戸に描かれた四季の花画が彩色もきれいに残っていました。付書院の一枚板も大変に見事でした。

上の写真は和館2階を撮ったものです。窓からは築山と流れに囲まれた庭園を望むことができ、池を泳ぐ立派な鯉には歓声があがりましたね。

第二次世界大戦後は連合軍に接収され、リッジウエイ連合軍最高司令官の官邸となったことなど、洋館・和館、それぞれ1時間ずつボランティアガイドの方の説明を受けました。

見学のあとは隣接する東京大学駒場キャンパスの敷地にあるカジュアルなフレンチレストランで昼食を取り、流れ解散となりました。

ご参加の皆さま、ありがとうございました。

 

(事務局:ふな)

 

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イベント一覧: https://www.shingeneki.com/forumevent/lists

ジオ・セミナー

本年4月に実施の「第1回 ジオ・ツアー」では、日本地質学発祥の地と言われる埼玉県 長瀞を訪れました。地層や岩石から地球の歴史を読み解くことは悠久のロマンに溢れ、ご参加の皆さまに好評を博しました。年内に実施予定の第2回目では、ジオ(大地)への理解をより深く楽しんでいただくため、ツアーに先立ち、事前講座を開催しました。

 

■日 時:令和元年9月24日(火) 14:00~15:30

■場 所:新現役ネット田町会議室

■テーマ:悠久なる地球の歴史を知る!地層に刻まれた太古の痕跡

    「生痕化石から地球の歴史を読み解く」

■講 師:泉 賢太郎氏(千葉大学教育学部 特任助教)

 

「化石」と聞くと、恐竜やアンモナイトなどの「体化石(たいかせき)」を思い浮かべますが、泉先生のご専門は「生痕(せいこん)化石」です。

「生痕化石」とは、足跡、巣穴、這い跡、排泄物といったものが化石になったものを指し、そこから、生き物の生活様式や行動生態などを推測することができるのだそうです。(生)活の(痕)跡を残す化石、ということなんですね。たしかに、足跡がわかれば、どれくらいの歩幅でどのような歩き方だったのか、這い跡からは、例えば、ミミズのような生き物がどのような這い方をしていたか分かりますね。

わたしたち人類が誕生する前の時代の地球で、生物がどのような環境でどのように生きていたのか解明していくお話は、とても興味深いものでした。

そして、カンブリア紀以前は生物多様性が少なかったということをお聞きして、カンブリア紀の一体どんな環境が多様な生物を生むことになったのかにも興味が湧きました。

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泉 賢太郎さん 1987年 東京都ご出身

東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻博士課程修了。博士(理学)
国立環境研究所を経て、現在千葉大学教育学部理科教育講座特任助教
国士館大学理工学部非常勤講師、日本古生物学会化石友の会幹事、地球惑星科学NYS事務局代表幹事
日本地球惑星科学連合学生優秀発表賞、日本堆積学会最優秀講演賞、など受賞歴多数

ご専門は生痕化石に記録された古生態の研究。加えて、地層を用いた古環境の研究も行われています。

■著書:「生痕化石からわかる古生物のリアルな生きざま」(2017年 ベレ出版)

■監修:「世界の鉱物・岩石・化石・貝 大図鑑」(2019年 スタジオタッククリエイティブ)

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ポルトガルのアズレージョと呼ばれるタイルの絵柄には、恐竜の足跡化石が描かれた作品があるそうです。絵柄のメインではなく、人物の足元の崖部分に小さく描き込まれているとのことで、画家とその時代の人々の自然へのまなざしと古代への関心を感じます。

地質年代を考える時、〇〇万年前という単位に、とにかく古い時代、と一括りに捉えがちなのだけれど、「年前」を「円」に置き換えて考えると理解しやすい。5億4000万年前を5億4000万円と変換すると、わあー大金で想像つかないと思うけれど、2万年前を置き換えた2万円だと、ん、手が届くかな、近い、すなわち「最近のこと」と思える、というお話で地質年代が一気に身近に感じられました。

また、教鞭をとっておられる大学の学生さんから、作業などの際に「これの意味は、、」という質問を受けることがあり、応援部に所属されていたご自身の大学生のときは意味の有り無しに関わらず「やるもの」としていたことが、現在までの研究への取り組みや継続する精神につながっているように感じるとおっしゃられ、大いに示唆を受けました。

 

第2回ジオ・ツアーは、泉先生に同行いただき、千葉県房総半島でのフィールドワークを予定しています。

ご著書のなかで、マテ茶を愛飲されているとありましたので、飲むサラダといわれるマテ茶についても道中お聞きしたいです。

ツアーについては、日程を含め詳細が決まりましたら、HP、メルマガ等でご案内いたします。奮っての参加をお待ちしています。

 

(事務局:ふな)