古典に学ぶ 「武士道の聖典『葉隠』を読む」
新講座「古典に学ぶ」として3回シリーズがスタートします。先人達が残してくれた「極める」生き方を学びます。
第1回は「葉隠・武士道の神髄」(4月6日<火>14:00~15:30)
第2回は「能・初めて見る能・狂言」(5月)
第3回は「茶道・千利休 侘茶の世界」(6月)
第1回 『葉隠』は、江戸元禄期成立。佐賀鍋島藩山本常朝の物語を、同藩士田代陣基が、七年の歳月をかけて聞書き編纂した書物です。全十一巻、収録説話総数千二百九十九にもおよぶ、膨大な鍋島藩史、鍋島武士道語録。
その中で、もっとも有名なのが、聞書一「武士道というは、死ぬことと見つけたり」です。
「死に狂い」「死兵」など、激烈な調子の鍋島侍美学で知られていますが、実は本書でもっとも重要な思想・概念は、「仁」と「慈悲」のふたつ。時代小説家なら情報源としておそらく重宝する、戦国~江戸初期の、実に様々な人間の様々な物語、ドラマがリアルにいきいきと記録されています。
これらの物語の基調をなすのが、鍋島侍の”まこと”を生き抜いた、話者山本常朝の「仁」と「慈悲」の信念なのです。 当講座では、『葉隠』の二百にもおよぶ名言・名句から、よりぬきの金言を紹介・解説し、味わい深く、ひきしまった文体が美しいいくつかの名段落を、ともに読み進めていきます。
コロナ禍にあえぐ現代日本再生のヒント、そして一度の人生を強く美しく、納得して生きるための何かが、きっと見つかることと思います。
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