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東京散歩「狭山不動と山口観音」

前夜からの本降りの雨が集合時間にあわせるように止み、雲間から青空がのぞく春の一日、歴史ライターの小林講師とともに散策しました。

第132回 東京散歩

実施日:平成31年3月11日(月曜)

行程:西武狭山線 西武球場前駅 ⇒文化財建築の宝庫・狭山不動 ⇒奈良時代開創の山口観音 ⇒昼食

狭山不動は昭和50年に西武鉄道の堤康次郎氏により建立された天台宗の寺院です。プリンスホテルなどを建設する際、建設予定地に残存していた歴史的建造物を移築し保存する場所として建てられたのです。そのため、境内には重要文化財に指定されているような多宝塔や総門、また、お堂、石灯籠などが立ち並んでいました。

西武球場には来たことがありましたが、そこから歩いて5分たらずの場所に、このような文化財の宝庫があるとは驚きでした。 

狭山不動の次に訪れた「山口観音」は、奈良時代に行基上人が開いたといわれ、関東地方屈指の古刹とのことでした。境内には数々の異国風建築が並び、本堂の周りにチベット仏教の「マニ車」が一周ぐるっと囲んでいたり、何メートルもある龍のオブジェが塀の上に巡らされていました。

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山口観音にある中国風の八角五重塔(千体観音堂)

上の写真は、集合場所の「西武球場前駅」からも見え、朱色が気になっていた八角五重塔。お正月には内部にも立ち入りできるそうですのでお近くのかたは行かれてみても楽しそうですね。

八角五重塔のすぐ横には「仏国窟」があり(写真右下に出口が写っています)、トンネル状の窟内には四国八十八ヶ所霊場と四国三十三番札所が両側に並んでいて、ご利益満載です。

昼食は窓から美しい竹林をのぞめる和風レストランでした。

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次回の東京散歩は、4月3日(水曜)、サクラ咲く目黒川周辺を歩きます。

歌川広重が江戸名所として描いた「目黒富士」、旧豊後岡藩の下屋敷跡「萱刈公園」、西郷従道の旧邸跡である「西郷山公園」、大正の米穀王と呼ばれた豪商・朝倉虎次郎の旧宅で国の重要文化財に指定されている「旧朝倉家住宅」など盛りだくさんの内容です。楽しみになさっていてください。

https://www.shingeneki.com/common/details/forumevent/2806

 

(事務局:ふな)