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『危機の外交』岡本行夫自伝 特別賞受賞

今回は、新現役ネット 関西支部の会員U氏からメールをいただきました。

毎日新聞社主催の第34回アジア・太平洋賞に岡本行夫さんの著書が選ばれました。

五百籏頭氏並びに奥様のコメントで出版に至った背景や未完の最終章の経緯を知りました。

下記に新聞の切り抜きを添付します。

2022年11月13日 毎日新聞 

 

 

岡本 行夫さんの”妻・京子さんの言葉”を文字起こししました。

「外務省北米一課長として携わった湾岸戦争の際の、日本の貢献に対するアメリ力の見方は屈辱的で、事実を記録に残してアメリカに正しく伝えたいという思いが、この本を書いた大きなきっかけでした。日本はいい国だということをもっと世界の人に知ってもらいたいという願いを、役人の時からずっと持っていました。

一人の日本人が、どんな家庭、環境で生まれ育ち、経験を重ね、どうして日米関係に深く関わるようになったのかをまず英語で書き、その後すぐに日本語でも書き始めました。

大変日本を愛していましたが、一方で世界情勢に対応できていない日本を「超安全主義」という言葉で問題視していました。日本はこのままでいいのかという思い、自分の経験を通して、日本の読者にも考えてもらいたいという気持ちだったと思います。

未完の最終章に代わり、「さいごに」として本人の国会での意見陳述「日本の目指す道」を抜粋して掲載していただきました。

この本で訴えたかった主人の思いが広く読者に届くことを願いつつ、出版に関わってくださった皆様に心から感謝申し上げます。

この本がたくさんの方に読まれるのを願います。

                     新現役ネット 関西支部 K