新現役ネットが継続して支援し、通算15回目(「結の会」と名前を変えて5回目)となる宮城県南三陸での活動報告です。
2011年3月11日の東日本大震災から8年3ヶ月を経過した泊浜の様子をお伝えします。
《日 程》 2019年7月7日(日)~8日(月)
《参加者》 15名(13名 + 事務局2名)
《行 程》
1日目:東北新幹線「くりこま高原駅」集合→さんさん商店街、旧防災センター遠景視察→番屋訪問、クレーン視察、泊浜防潮堤建設現場→高倉荘懇親会
2日目:EVFどんぐりプロジェクトの植樹地視察・海産物問屋「三栄水産」にて買い物→田束山(標高512m)→昼食(伊豆沼農場レストラン「くんぺる」)→「くりこま高原駅」解散
※三陸縦貫自動車道の開通により、「くりこま高原駅」から「さんさん商店街」までのアクセスは、ぐっと良くなっていました。
旧南三陸町防災庁舎は、前回訪問時の半年前よりも周囲の盛土が一層高くなっていて、3階部分がかろうじて見える程度になっていました。
震災1年目には見上げる高さだった同じ建物と思えない、、ご参加の方からこんな声をお聞きしました。
※写真をクリックすると大きくなります。
泊浜契約会最高顧問 高橋才二郎氏と、同会副会長のもうひとりの高橋氏も懇親会に同席され、お二人から南三陸町の近況についてお話を伺いました。
防潮堤の完成を待ち望むお気持ちや、三陸高速道が開通したことでバスの便が却って不便になってしまったこと、JRの線路を使ったBRT(バスを使った大量輸送システム)の使い勝手など、復旧復興が進む一方で多くの課題が残されていると実感しました。
翌朝、新現役ネットから派生してできたNPO団体:EVF(環境ベテランズファーム)のどんぐり植樹地を見学しました。わたしたちの訪問の2週間前に植え付けが行われた苗木とともに、昨年の苗木も無事に元気に育っていることを確認しました。
その後、田束山へ。山頂からは三陸の海を一望できました。
地域のために尽力しておられる方々と交流を深め、未曽有の災害から立ち上がっていく南三陸の様子を肌で感じることができる貴重な機会となりました。
ご参加の皆さま、ありがとうございました。
新現役ネット事務局