産経新聞社の全面的協力をいただき開催しております「産経セミナー」も、第4回目を迎えました。令和時代のスタートとなった今回は、産経新聞社会部・皇室担当 伊藤弘一郎氏に、「平成から令和へ『変わること、変わらないこと』~代替わりに寄せて~」と題しご講話いただき、皇室担当キャップ記者ならではの、大変貴重なお話をお聴きすることができました。
実施日:令和元年 5月16日(木曜)18時30分~
場所:新現役ネット田町会議室
セミナーでは、上皇さまが平成天皇であられた平成28年8月8日、ビデオメッセージの形で国民へむけて発せられたお言葉全文の資料もあり、あらためてお言葉に触れる機会となりました。文字になったお言葉を拝見し、譲位に至るお気持ちを、時間をかけて深い熟慮をもって整理されていかれたことを感じました。
新しい天皇陛下の「水問題」へのご関心については、皇太子時代に訪問されたネパールで、水をくむため甕を手にした女性や子供たちの様子をご覧になり、「水くみにどのくらいの時間を費やしているのだろうか」と思われたことが大きなきっかけとなられたこと。また、昨年ブラジルで開かれた水問題に関する国際会議「世界水フォーラム」では、日本の皇族としてはじめて講演をなさったことなどお聞きしました。
時代の区切りとなった今月、あらためて日本の皇室について考える機会となりました。伊藤弘一郎様、有難うございました。
新現役ネット事務局