今年5月の田植え・除草作業に続いて、先週、千葉県いすみ市の地域おこしイベントに参加した。同市は、伊勢えびの漁獲量が全国トップクラスで、8月1日が伊勢えび漁解禁日。当日、仲間と一緒に、大原港から30隻を超す漁船が一斉に漁のポイントへ向かう様子を漁港近くの小高い岬から見物した。午後1時のスタートの合図と共に、黒煙を上げて繰り出す船に豊漁を祈りつつ、壮観な光景に暑さも忘れて見入ってしまった。漁場はかなり広く、漁師の皆さんが狙うポイントは四方に跨る。
伊勢えびは夜行性のため、昼間は漁のポイントに網を仕掛けるだけで網を揚げるのは翌日早朝とのこと。日帰り組の私は、残念ながら初伊勢えびにお目にかかることができなかった。伊勢えび漁はいすみ市が日本の最北端ということで解禁日が日本で最も早く、8月から11-12月までが漁獲シーズンとのこと。タコが伊勢えびを好んで食べるので、伊勢えびを保護する必要があることから沖ダコ漁も盛んである。
この他、アジの干物づくりイベントにも参加した。自分で選んだアジを包丁で開いて洗い、塩水につけて天日干しにするのだが、アジの選び方、包丁の入れ方を教わり、アジを開くまでが参加者の作業範囲。後工程は地元のプロの方が行ってくれた。
デパートやスーパーで買う干物は冷凍状態で出荷されるものがほとんどで、冷凍前の
ものとは味が違うとの話だったため、自分で作った干物を当日の晩に食べたところ
確かにうまみや身の具合が全く違い美味しかった。下の写真の上の干物が私の作品で下の干物が地元のプロの作品。見た目は余り大きな違いはない(?)
同じものを3日後に食べたら味は落ちていた。やはり鮮度が大切ということを再認識した。鮮度という点では、いすみ市で採れたてのピーマン、枝豆、ナス、カボチャ、とうもろこしなどの野菜も頂いたが、これらも大変美味しかった。
健康長寿の秘訣の一つは良い食材を摂ることと言われているが、いすみ市はこの点も大いに期待できそうである。
(事務局:TARO)