5月31日(水)、第114回東京散歩「都内最古の石垣が残る戦国大名北条氏の八王子城」が行われました。講師は歴史ライターの小林祐一先生です。
八王子城は3代小田原城主・北条氏康の次男・氏照が築いた城。
かつて城下町として栄えた根小屋地区を歩き、まずは北条氏照の墓へ向かいます。
急な階段を上ったところに、ひっそりとお墓があり、新しいきれいなお花が手向けられていました。近所のお寺が管理・供養しているとのことでした。
ガイダンス施設に立ち寄って、八王子城の歴史を学びつつ、八王子城居館地区から八王子城御守殿跡へ歩き出すと、木々の緑はますます濃く、あちこちから鳥の鳴き声が聞こえてきます。
山城らしい守りや戦い方などの説明を受けながら、敵が上りくいように造られているという石段を皆で上ります。
確かに石段の高さや形が揃っていないので、本当に気を付けないと転んでしまいそう。
城主が留守の間に豊臣秀吉軍に責められ、わずか1日で落城した八王子城。
山の上にある本丸跡にはいきませんでしたが、平地になった御守殿跡を見て400年以上前の戦いの歴史に思いを馳せることができました。
次回の東京散歩
第115回東京散歩「大江戸名所の堀切菖蒲園へ」(6/21)