新現役ネットの正会員で、『珠玉の「一宮」謎解き紀行―全国津々浦々に鎮座する一〇三社を巡る―』の著者・齋藤茂樹さんに、今後、取り組みたいことについて伺いました。
次は「二十二社めぐり」をしたいと思っています。二十二社というのは、平安時代にお上が定めた神社なので、場所は関西にあり、観光地として有名な所が多い。交通の便も良く、年をとっても行けそうなので、のんびり巡って、できたらまた本を書きたいと思っています。
しかし、理想を言えば、古事記にゆかりのある土地にもう一度足を運び、古代に想いを馳せながら、自分なりに歴史を紐解いてみたいという気持ちもあります。古い歴史的出来事には正解が確定していないものも多く、そうしたテーマは、どこまでも突き詰めていけます。
今回の著作は紀行タッチの味を出すために、旅の順番の通りに時系列にまとめましたが、それを幾つかのキーワードで横断的につなげてみると、古代史の輪郭が見えてくるのです。実はそれを形にしてみたいという夢もあるのです。いくら時間があっても足りませんね。
では、最後に齋藤さんの著書の紹介です。
『珠玉の「一宮」謎解き紀行―全国津々浦々に鎮座する一〇三社を巡る―』(齋藤茂樹著 東洋出版 1800円+税)
日本国内8万余りある神社の中で、最上位の一宮。それらの祭神や社殿形式はもとより、往時の時代背景から、古代一宮の姿に迫る!原初の神はここに在り。同好の士の必読書!(本の帯より)
珠玉の「一宮」謎解き紀行 -全国津々浦々に鎮座する一〇三社を巡る- | 齋藤茂樹 | 本 | Amazon.co.jp
(齋藤茂樹さんプロフィール)
1946年東京都生まれ。自動車部品製造会社役員を退任後、「NPO法人 新現役ネット」の講座で古事記を学ぶ。それをきっかけに全国の一宮をめぐり、本を上梓。