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楽しさ満載! 神田京子さんによる講談

パン!パパン! 張り扇を使って、釈台(しゃくだい)と呼ばれる小さな机を軽快に叩き、調子をとりつつ、歴史上の人物や軍記物を語って聞かせる講談は、日本の誇る伝統的な話芸のひとつです。

近年その良さが見直され、人気再燃しているとのことで、人気・実力ともに若手女流ナンバーワンの呼び声高い 神田京子さんをお迎えしました。

田町会議室が寄席に早変わりした午後のひととき、七五調の心地よいリズムに乗って、京子さんの思わず引き込まれる話芸に感心しきり、ユーモアあふれる語り口に、時に爆笑、時にホロリ、、講談ってこんなにも楽しい!と再発見でした。 

■実施日:令和元年6月5日(水曜)

■題目:前半⇒「山内伊右衛門一豊(やまうちいえもんかずとよ)」の出世物語

     後半⇒ 炎の歌人「与謝野晶子の生涯」

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神田京子さん 岐阜県美濃市出身 日本大学芸術学部ご卒業 平成26年真打昇進 今年芸歴20年を迎えられました。明るいお人柄で笑顔も素敵です。

講談の道へ進むことになったきっかけは、京子さんが大学生の時に二代目神田山陽さんの御年85歳の高座をご覧になったことだそうです。山陽さんは当時、入院生活を送りながら高座のあるときは病院から向かうという生活を既に送られていました。けれど、長い人生を通じて積みあげ内包しているものが講談と佇まいに感じられ、その圧倒的な魅力に、この人の弟子になる!と心に決め、翌日には山陽さんの入院する病院へ。病室で弟子入りを乞い、入門を許されたのだそうです。

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張り扇をパンパン鳴らすのは、眠っている人を起こすため、というのは冗談で、往来のある辻で「ちょいと一席聞いていかないかい?」と呼び止めていた時の名残りだそう。

◆山内伊右衛門一豊の物語:

世は戦国の天正年間、ビーンというと棒の字がズーンと飛んでくるほど貧乏な下級武士「山内一豊」。妻チヨの蓄えで栗毛の良馬を買い、信長号令の馬揃えの際に武士の面目を施したという美談と、それをきっかけに出世の階段を昇りはじめた一豊の物語。織田家屈強の面々を並び称していく場面など、神田京子さんの名人芸にうっとりしました。

◆炎の歌人「与謝野晶子の生涯」:

『明星』を主宰する与謝野鉄幹と恋仲になり、妻から鉄幹を奪うことになる晶子。『みだれ髪』のくだりでは「深い夜と書いて深夜(しんや)」に笑いが起きましたね。弟子の山川登美子と鉄幹との関係にかつての自分を重ね合わせるシーンや、弟の中国旅順口包囲軍の中に在るを歎きて詠んだ『君、死に給ふことなかれ』では、晶子の弟を思う気持ちなど、登場人物の心情が切々と伝わりました。

 

講談人気が再燃というのも納得です。その他の偉人はどのような一生だったのか、京子さんの語りでまた知りたい!と思いました。

ため息は 命をけずる カンナかな

印象に残る名セリフもたくさん飛び出しましたね。

持てる才能と技術を存分にご披露くださり全力で講談くださった神田京子さん、本当に有難うございました!!

 

神田京子さん公式HP⇒http://kandakyoko.com/

ブログ 京子喫茶室⇒http://blog.kandakyoko.com/

 

(事務局:ふな)