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東京散歩「武蔵国三大社の大宮八幡で観る七夕飾りの原型」

2018.07.05(木)実施

徳川6代将軍家宜に重用された白井白石は大宮八幡宮を訪れて「門前は十町にも及ぶ」「長松数千株、杉、檜数万株、東海一、濃尾の諸州にもいまだかかる長松の多きを見ず」と記し、広大な境内に生い茂る松の見事さを称賛しています。その面影が今に残る緑深い社の一つです。

大宮八幡宮では、七夕祭りの原点ともいうべき、平安時代の七夕飾り「乞巧奠(きっこうでん)」を再現しています。神前前には梶の葉と五色の布を垂らし、その布にふれて左右3回つづ回ると願い事が叶うとあり、皆で回りました。

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「乞巧奠」は裁縫や書道・詩歌・管弦などの上達を祈る女性の祭りであったことから平安時代の宮中では、梨・桃・乾鯛など山海の産物に五色の糸を通して供えたり、梶の葉に文字を書いて(今の短冊のルーツ)お祈りをしたとのことです。

 

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 (琴や琵琶の楽器や果物、右は「梶の葉」が供えられた飾り)

この日は雨模様で傘が手放せない日でしたが「方南町」から多田神社⇒東運寺⇒大圓寺⇒を回りましたが、途中神田川沿いの雨に濡れた緑道も楽しみました。

最後は駅近くで中華料理に舌鼓を打ち、満腹で解散しました。

 

  (事務局 hana)