3月3日（木）、新現役ネットの外イベント・第102回東京散歩「谷保天満宮と矢川の清流」が開催されました。
講師は、お馴染み、歴史ライターの小林祐一先生。
JR南武線・矢川駅に午前10：00に集合し、散策スタートです！
小林先生の案内で、知る人ぞ知るような小道も歩きます。
きれいな水が流れる小川では、マガモやシラサギ、メダカなど、多くの生き物の姿を見ることができました。
正平2年（1347）創建の南養寺などにも立ち寄りつつ、地域の歴史を学びます。
この辺りは、江戸時代に甲州街道が、南の低地から北の高台に移動しているため、古くからある寺社等は、正門が本堂の裏にあったり、大通りから階段を下って、社殿に向かうなど、変わった作りになっているのが特徴的。
この土地ならではの歴史や地形を知ることで、どうしてこうなったのかがよくわかりました。
東日本最古という谷保天満宮では、権禰宜さんの案内で、宝物殿も見学。
谷保天満宮の梅林は、明治41年（1908）、日本で最初の自動車遠乗会（ドライブツアー）が行われた際に昼食会場となり、有栖川宮殿下をはじめ、当時の政財界の名士たちが自動車の将来について語り合った…という話も興味深かったです。
見どころ満載で、予定より時間が押してしまいましたが、たくさん歩いて、ご参加の皆様、昼食のビールがおいしかったのではないでしょうか？
食後は、小林先生の著書「山手線 駅と町の歴史探訪」(交通新聞社)のサイン会も行われ、和気あいあいとした時間となりました。
