新現役ネット内の読み聞かせボランティアグループ「おはなしポケット」主要メンバーの福島恵以子さん。明るく気さくな人柄はどのように育まれたのでしょうか？ 生い立ちについて伺いました。
私は、東京・浅草の出身です。祖父の代から浅草に暮らし、「見て見ぬふりはできない」、「言うより先に身体を動かせ」、「仕事は早めに終わらせ、中身は濃く、手は抜くな。後は・・・ゆっくりお茶を飲もう！」という人情味溢れる下町らしい家庭で育ちました。
父と母は社内恋愛で、結婚を機に母が退社すると、父は母の居ない職場は寂しくてツマラナイと言って半年後には退社。手に職をつけて蕎麦屋を営むようになりました。
私が小学2年生のとき、弟が生まれ、忙しい両親に代わってよく弟の面倒を見ていましたが、毎日が動くミルクのみ人形と遊んでいる気分で、とても楽しかった記憶があります。
私は江東区の小学校（開校131年）に通い、朝早くから混み合う都電で通学をしていたことで、人と接する時の挨拶と笑顔、状況に合わせて待つこと、譲り合いの心得などを自然と学び、今につながるコミュニケーション力が少しずつ身に付いたように思えます。
（福島恵以子さんプロフィール）
東京都浅草生まれ。人材育成コンサルタント業を営む。「NPO法人新現役ネット」では、読み聞かせのボランティアグループ「おはなしポケット」の創設（2009年）から携わり、主要メンバーとして活躍。東日本大震災後は、東北被災地でも活動。
