月ごとにおすすめの食材を紹介しています。
11月は空気が乾燥すると同時に冷たくなってくる頃。咳や痰が出るなど、呼吸のトラブルが起こりやすくなります。
薬膳におけるぎんなんは、肺の働きを良くして、呼吸機能を高めるとされ、咳や薄い痰が出るときなどにおすすめの食材です。また、尿量を抑制する作用があるため、頻尿にも有効とされます。
ぎんなんの下準備は、軽く炒って殻を割り、熱湯にくぐらせて、薄皮をとると簡単です。おかゆなどに加えると食べやすく、肺の粘膜を潤して呼吸を楽にします。
ビタミンCやミネラルを豊富に含み、栄養価も高いぎんなんですが、食べ過ぎると中毒症状を引き起こすことがあります。大人は40粒以下、子供は7粒以下を目安としましょう。
参考
『毎日役立つ からだにやさしい 薬膳・漢方の食材帳』実業之日本社
「旬の食材百科」
http://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/ginnan3.htm