日本で暮らす外国人の方へ日本語学習の場を提供している「しば日本語クラブ」では、テキストを使用した学習だけでなく、日本の文化に親しみながら日本語学習に繋げていけるイベントを実施しています。
これまでに、「美味しいお茶の入れ方講座」、「楽しい能楽講座」、「羊羹と抹茶を知る講座」、を開催し好評を博しました。
イベント第4弾の今回は、「飾り巻き寿司の作り方を知って一緒に食べよう」でした。新元号「令和」に因み、梅の花をかたどった巻き寿司の作り方を学び、試食しました。
また、今回のイベント実施にあたっては、「日本語学習に繋げる」という部分に、より眼目をおき、飾り巻き寿司イベントに関する語彙について、学習者の方にアンケートへ記入いただきました。
◆実施日：令和元年11月9日（土曜）
◆時間：13:30-14:30⇒通常日本語講習 14:30-16:00⇒飾り巻き寿司の作り方講座
◆場所：新現役ネット田町会議室
◆講師：寿司インストラクター協会 巻講師 酒井講師
冒頭に、飾り巻き寿司の歴史についてスタッフから簡単に説明したあと、飾り巻き寿司マスターインストラクターの巻講師から、作り方の説明をしながら梅の花の巻き寿司を作っていただきました。出来上がった巻き寿司に包丁をいれ、きれいに「梅の花」の絵柄がでた時には歓声があがりましたね。
その後、希望者４名の方に前にでて実際に梅の花の巻き寿司を作っていただきました。
当日は、学習者のお子さんやお孫さんもいらっしゃり、はじめての飾り巻き寿司に目を輝かせての参加でした。
じゃーん！！こんなに可愛いお寿司が出来上がりました。「令和」という新しい時代を日本に住む外国人の方と共にお祝いできたように感じられた時間でした。
今回の講座では、講師の方に、アンケートに記載する語彙を事前にお伝えし内容を検討、講習中にその単語を使用していただきました。その結果、学習者の方が、「くるくる」「とんとん」など、声に出して飾り巻き寿司をつくっておられる様子がみられ、動作と言葉が一致したことで、あらたな語彙の獲得につながったように思われました。
「次のイベントはいつですか？」という声もいただき、楽しんでいただけたことを実感できて嬉しかったです。
今後のイベントに関しては、希望のテーマをアンケートにご記入いただきましたので、それも加味して検討したいと思います。
新現役ネット しば日本語クラブ
