新現役!シニアわくわくブログ

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邦楽ワークショップ「尺八」

日本古来の楽器に親しんでいただく、シリーズ「邦楽ワークショップ」。第4回目の今回は「尺八」を取りあげました。尺八の歴史や楽器の構造、譜面の見方など、尺八演奏家の本間豊堂さんに解説していただき、ご参加の皆さんと尺八を実際に吹く体験をしました。音をだすだけでも大変!ということがよく分かりましたね。

演奏いただいた尺八の音色は、奥深く味わいがあり、曲中に登場する鹿の鳴き声や鶴の羽ばたきの音がとても印象的でした。

休憩をはさんだ後半では、第2回目の邦楽ワークショップ「筝と三味線 上方唄」にご出演いただいた松浪千紫さんとの合奏で、人気曲「春の海」と「壱越」のフルバージョンを贅沢に。一足早くお正月がきたような、艶やかな雰囲気に包まれた時間となりました。

■日程:令和元年10月30日水曜

■場所:新現役ネット田町会議室

■演奏:本間豊堂さん、松浪千紫さん(松浪流師範)

■曲目:尺八⇒「山越」/「鹿の遠音」/「鶴の巣籠」

     合奏(尺八、筝)⇒「春の海」(宮城道雄) /「壱越」(初代山本邦山)

     アンコール曲⇒「さくらさくら」

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本間豊堂さん

本間豊堂さん:1975年東京生まれ。幼少より茶道・箏曲に親しみ、中央大学「竹桐会」で尺八に出会う。大学卒業後、古典尺八を横山勝也に師事。「竹心会(横山勝也門下)」所属。各種演奏・ライヴ活動、尺八教室、学校での公演など、幅広く活動している。

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松浪千紫さん

松浪千紫さん:3歳より箏、6歳より地歌三味線をはじめる。松浪千壽師に師事。松浪流師範。リサイタルやTV・ラジオ出演の他、箏・三味線などの教室も主宰し、精力的な活動を続けている。  

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次は、どんな楽器が登場するでしょうか、どうぞお楽しみに!

 

(事務局:ふな)

 

 

  

話題のプラネタリウムと8色小籠包ランチ

「はやぶさ2」が、小惑星「リュウグウ」へのタッチダウンに成功し、内部サンプルの採取にも成功したとのニュースは、日本の宇宙探索の技術がそれほどまでに高いことを国内外にアピールしました。

このニュースにふれ、宇宙から地球を眺めてみたい、、あらためてそんな風に思った方も多かったのではないでしょうか。

今回、宇宙飛行士気分を味わえるプラネタリウムが有楽町にオープンしたとの情報を得て、ナイスタイミング!と外出イベントを企画しました。

◆日時:令和元年10月17日木曜

◆場所:プラネタリウムドームシアター『プラネタリアTOKYO』

◆行程:10:30集合 ⇒11:00上映開始「To the GRAND UNIVERSE 大宇宙へ music by 久石譲」上映時間40分 ⇒歩いて移動 ⇒12:00 昼食 ⇒食後、流れ解散 

最新投影機「Cosmo Leap Σ」を使用したコニカミノルタのプラネタリウム施設『プラネタリアTOKYO』は、昨年12月にオープンしたばかり。プラネタリウムと聞くと、「南の空に浮かぶのは〇〇座の〇〇、、」そんな映像と解説をイメージしましたが、行ってみると内容は想像を大きく超えたものでした。

星座の解説などは無く、宇宙ステーションから見える地球や宇宙空間を大きなドーム天井にリアルに映し出し、地球のむこう側から太陽が昇ってくるシーンや宇宙の真空状態でみえる天の川や銀河の映像、そして映像に合わせ全編書下ろしという久石譲さんのオーケストラ楽曲が流れます。

宇宙ではどんな景色が見えるのか、「大気光(たいきこう)」と呼ばれる淡い光が地球をつつみ、宇宙の闇のなかでも地球は真っ暗にはならないこと、宇宙の塵が大気とぶつかり流星となるその数が一晩で数百にもなることなど、人気女優「夏帆」さんの飾らないナレーションが教えてくれました。

印象に残ったのは、宇宙飛行士の地球への帰還シーンです。摩擦熱を遮断し衝撃を吸収するためのパッドが内部に敷き詰められた狭い空間に、3人の宇宙飛行士が身を小さくして寄り添い大気圏へ突入する場面では、猛スピードで進む様子と大気との摩擦による火花が小さい丸窓から見え、ついには燃えて炭化した物質が窓にこびり付き、、見ているこちらも臨場感で身体が固くなりました。

大きなパラシュートが開き、無事地球に帰還できたことを思わせるシーンでは、ジンベイザメが海中を泳ぎ、大地に水が流れ、ジャングルには行きかう動物たち、、。

生命があふれる地球に感謝する気持ちが自然と湧いてきました。

暗い場所での鑑賞だったので、目を慣らすためにロビーで10分ほど過ごしたあと、昼食会場へ歩いて移動しました。

昼食は、シンガポールのオーチャード通りに本店を構える「楽天皇朝・Paradise Dynasty」です。看板メニューの8種類の小籠包は、写真中央がベーシック味、それを囲んで、カニの卵、フォアグラ、チーズ、ガーリック、高麗人参、四川風(麻辣味)、そしてブラックトリュフでした。

「これは何味?」「ガーリックは、すぐ分かるね」と、お隣の方との会話もはずみます。セットメニューは、8色小籠包の他に、エビと秋野菜の衣揚げ、小ライスとスープ、デザートでした。デザートのオーギョーチ(愛玉子)に金木犀の花がはいっていて嬉しかったですね。

「今度は昔ながらのプラネタリウムと食事会を、、」「宇宙つながりでJAXA、、」など、リクエストもいただきましたので、今後の企画に反映させたいと思います。

ご参加の皆さま、ありがとうございました。 

 

※ 『プラネタリアTOKYO』は、今回鑑賞した「To the GRAND UNIVERSE 大宇宙へmusic by 久石譲」の他にも、時間帯ごとに色々な作品を上映しています。詳しくは、プラネタリアTOKYOのHPをご覧ください。

⇒  https://planetarium.konicaminolta.jp/planetariatokyo/

 

(事務局:ふな)

 

『羊羹(ようかん)と抹茶(まっちゃ)を知る』しば日本語クラブ

日本で暮らす外国人の方へ日本語学習の場を提供している「しば日本語クラブ」は、毎月第2・第4水曜の18:30-20:00及び第2・第4土曜の13:30-15:00、月4回のスケジュールで活動しています。社会経験豊富なシニアが講師となって心の通う指導で日本語学習をサポート、どんな場面で困っているか、どんなレベルの日本語習得を目指しているかをインタビューで聞き取り、授業に進んでいます。

また、しば日本語クラブでは、テキストを使用した学習だけでなく、日本の文化に親しみながら日本語学習に繋げていけるイベントも実施しており、

これまでに、株式会社「伊藤園」様のご協力のもと『美味しいお茶の入れ方講座』を本年3月に、同年7月には『楽しい能楽講座』と題して金春流能楽師山井綱雄氏による能楽ワークショップを開催しました。

イベント第3弾としての今回は、株式会社「虎屋」様にご協力いただき『羊羹(ようかん)と抹茶(まっちゃ)を知る講座』を行いました。

◆実施日:令和元年9月28日(土曜)

◆時間:13:30-14:30⇒通常日本語講習 14:30-16:00⇒羊羹と抹茶を知る講座

◆場所:新現役ネット田町会議室 

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抹茶色のエプロンを身に付け説明くださっているのは、虎屋「虎っこ隊」の方々
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お抹茶を飲んだことはあっても、茶筅(ちゃせん)を使って実際にたてた経験のある方はおらず、皆さんワイワイ楽しく、初めてのお抹茶立てを体験しました。

羊羹を食べたあとのフリートークの時間には、それぞれの出身国のお茶菓子に話題が広がり、終始なごやかなムード。イベントを通じて日本語の語彙や表現も広がった様子でした。

ご協力いただきました株式会社「虎屋」様には、あらためて感謝申し上げます。有り難うございました。

 

※次回の日本文化学習イベントは、11月9日(土曜)「飾り巻き寿司を作って食べよう」です。新元号「令和」に因み、梅の花をかたどった飾り巻き寿司の作り方を学び、試食します。お知り合いに在住外国人の方がいらしたら、どうぞお声掛けください。

申込み・お問い合わせ 

メール:48nihongo@shingeneki.com

電話: 03-5730-0161

 

新現役ネット しば日本語クラブ