新現役!シニアわくわくブログ

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第116回東京散歩「近代化遺産の象徴『駅』に伝わる文化遺産を探る」

7月12日(水)、新現役ネットのイベントとして第116回東京散歩「近代化遺産の象徴『駅』に伝わる文化遺産を探る~秋葉原・神田・上野~」が行われました。

講師は「山手線 駅と町の歴史探訪ー29駅途中下車地形と歴史の謎を解くー」の著者でもある歴史ライターの小林祐一先生。

秋葉原駅改札内に集合し、まずは構内を見学。明治23年に開業した秋葉原駅が時代と共に貨物用から旅客用の駅へと変化した様子などを伺います。

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複雑な4層構造の駅舎を支える鉄骨の前で。

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そもそも現在の場所に秋葉原駅ができたのは、近くに神田川があったから。秋葉原駅は、神田川の船便輸送と鉄道輸送の接点となったそう。

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秋葉原駅から歩いて旧万世橋駅へ。明治45年に完成した旧万世橋駅は、現在、おしゃれな商業施設に生まれ変わっています。

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神田駅下の鉄鋼柱。デザインも美しく見えます。

神田駅から電車に乗って上野駅へ移動。

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上野駅は、明治17年に開業し、現在の駅舎は昭和7年の鉄筋コンクリート建築。正面玄関周辺や中央改札付近などに当時の面影があります。

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上野駅にはたくさんのアート作品があるんですね。彫刻家・朝倉文夫の作品や日本画家・平山郁夫の作品など、名だたる芸術家の作品があちこちに設置されています。

 

次回は8月22日(火)。

第117回東京散歩「日本唯一 幽霊画コレクション公開の全生庵へ」が行われます。暑いさなかですが、幽霊画で涼みませんか。

高校同窓会に参加して

7月8日(土)横浜スカイビルのクルーズ・クルーズYOKOHAMAで筆者の出身高校である福岡県立小倉西高等学校同窓会の東京支部総会が開催され出席した。

毎年開催されているのだが(実は知らなかった)、高校卒業後43年経って初めての参加となった。北九州市の学校ながら、東京周辺に1700名近く卒業生がいるとのことで、この総会には、上は88歳から下は22歳まで230名近くが参加し、こんなに多数の同窓生が近場にいたのだと新たな発見をした思いであった。

現校長、同窓会副会長他数名が、小倉から駆けつけ、又、北九州市の他高校数校の在京同窓会代表も参加しており、地方高校の結束力を感じた次第。校長先生他の挨拶の中で、母校の校風(女性が強い)が昔と今と変わっていないことやクラブ活動の状況の話は面白かった。

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写真は、卒業生で墨による現代アート画家&書家となり数々の賞を取っている内田百音(赤いドレスの女性、ウチダモネ)氏のスピーチ風景。

 

(事務局:TARO)

キネマスキーの たかが映画されど映画(その2)ー映画は嘘をつくー

 映画の好みや評価は百人百様。私の映画仲間の中には、作品の質はその映画に使われた火薬の量に比例すると断言する活劇マニアすらいる。

ただ、映画に向かい合うとき心しなければならないのは、「映画は嘘をつく」ということ。

「こんなこと現実にはあり得ない」とか「理屈に合わない」とか、そんな現実的な思考に囚われていては映画を友にすることはできない。

所詮、映画はカメラの前の虚構の世界。だからこそ、スクリーンの暗転とともに異次元の空間を飛翔する感性の旅が始まる。嘘で固めた世界で、泣いたり笑ったり手に汗握ったり、これこそが映画に騙される愉楽である。

リアリストのあなた、嘘だと思ったら、「ユージュアル・サスペクツ」(1995年製作米映画)を御覧なさい。騙される恍惚に病みつきになるから。

 

★キネマスキー

年齢・国籍不詳。「単館荒らしのキネマスキー」を自称し、余り世上に上らぬマイナーでオタクな映画世界の徘徊者。6年ほど前からNPO法人新現役ネットの映画講座「シネマの迷宮」を主宰。

◆映画サロン「シネマの迷宮 この映画知ってる?」

日時:毎月第1土曜日13:30~ 

場所:NPO法人新現役ネット田町会議室

問合せ:03-5730-0161